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疫病を取除く仏教の修行法

疫病を取除く仏教の修行法 京都四明山一乗院 智廣阿闍梨 2019年末、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が流行し、現在感染は中国のみに止まらず、日本を含む世界各国に蔓延しています。日本は自国の…

2020.02.21

疫病を取除く仏教の修行法

京都四明山一乗院 智廣阿闍梨

2019年末、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が流行し、現在感染は中国のみに止まらず、日本を含む世界各国に蔓延しています。日本は自国の国民の安全を確保する為の処置をとりながらも、重要な隣国として中国に物資の援助と共に、心温まるメッセージにより励ましてくれたことに、感動を覚えました。

今回、日本から中国へ送られた支援物資の中に、「山川異域 風月同天(山川、域を異にすれども、風月、天を同じゅうす)」「豈曰無衣 与子同袍(着る服がない人はいるか。では同じ服を一緒に着よう)」等のメッセージが添えられていましたが、このメッセージから日本人が中国へ寄せる思いの強さが感じられ、非常に感銘を受けました。また日本の自民党員、二階俊博さんはこのようにお話をされました。

「親戚の人が病になった、こういう思いで、日本人はみんな思っておりますから、中国の皆さんが1日でも早く奮起をして元気になっていただきたいと願っております。お互いに日常活動で友情を交わしている国に何かがあればね、これは、隣のうちが何か火災に見舞われたとか、急病で困っておられるとかいう時に助けに行くという、そういう気持ちと同じですよ」

このようなお言葉や、その他にも沢山の心暖かいメッセージを中国に戴き、私も感謝の思いでいっぱいです。

『詩』の中に、「投我以木瓜 報之以瓊玉 匪報也 永以為好也(あなた達は、私たちにパパイアを贈ってくれました。私たちはそのお返しに瓊玉を贈ります。単にお返しと言う事にはとどまりません。これを機に末長くお付き合いをしたいと思います)」というお言葉がある様に、私も京都四明山一乗院にて数名の阿闍梨と共に不動明王護摩供養を行い、祖国と日本、そして世界に一早く安泰が訪れる様、心より祈っております。

現在、疫病を前に多くの方が恐怖や不安、焦りを感じていると思います。では、どうしたらこの危機から抜け出すことができるのでしょうか?

衛生や予防に気を付ける事以外に、自分自身と周りの人々を守る方法はあるのでしょうか?

どの様にしたらこの疫病をすみやかに取り去ることができるのでしょうか?

私がここで、仏教の教えを元にこれらの疑問にお答えしたいと思います。

仏教では、疫病が発生する根本的な原因は衆生の悪業が成熟した時に起こる物だとされ、一般的な病は殺生の悪果であると説かれます。衆生の悪業が成熟すれば非常に恐ろしい事が起こります。現代の科学の進歩はこれ程までに発達しているのにも関わらず、疫病を前にした私たちは無力さを感じずにはいられません。

仏教の言葉に「神通でさえ業の力には敵わない」と言う言葉がありますが、同様に科学技術も業の力を左右する事はできません。また古書にも「自然災害は人類への警告である」という一句があるように、私たちも今回の一件を機に自らを省みることが必要だと私は考えます。自らを反省し、改善しなければなりません。これからは一切衆生を害する事をやめ、正しい行動をとるということが今後の生活の中で最も重要なのです。

疫病が生じる本当の原因は因果です。悪業を成せば、必ずその報いは受ける事になります。それでは、衆生はどのようにして疫病にかかるのでしょうか?仏教では、疫病神が悪業を行った衆生に対し、懲罰をあたえるためにウイルスを撒き、彼らに感染させるのだと記載されています。『地蔵菩薩本願功徳経』にはこの疫病神をまた「行病鬼王」とも呼んでいます。

では、どのようにすれば疫病神からの害を除く事ができるのでしょうか?それには悪業の障りを懺悔によって浄化し、行為を改め善を成すことが必要になります。仏教の教えに寄り自分自身を守ると同時に、善業と祈祷の力で国の疫病を鎮める事もできます。私がここで仏教の疫病を取り除く方法をいくつかご紹介するので、皆様のお役に立てれば幸いです。

方法その一 『醍醐寺五大力尊仁王会への参加』

醍醐寺における一年で最も大きな儀式、五大力尊仁王会が毎年2月23日に執り行われます。この法会は「五大力尊」の庇護を得るために、不動明王など五大明王が神力を授けた五大明王の化身、五大力菩薩が国家と国民の平和と幸福を祈願する儀式です。その歴史は西元907年、醍醐天皇の時代にまで遡ります。

法会では真言宗醍醐派、各末寺の僧侶が一堂に集まり共同でこの殊勝な法会を執り行った上で、国家の為に祈祷を行います。2月15日から21日までは前行法事であり、五大力尊仁王の修行法を21座修習します。正式な法会は2月23日から始まり、ここ日から一般参加者や旅行客の皆様にも儀式へご参観・祈祷戴く事ができます。今回の法会では、京都四明山一乗院にて六名の中国人阿闍梨が醍醐寺の相承系譜の灌頂を受け、うち四名がこの殊勝な法会に参加し世界平和、国民安泰、仏法繁栄、衆生成仏を祈祷しました。

また法会中、醍醐寺の座主である仲田順和大僧正猊下は中国や日本、そして全世界の疫病が鎮まるようにご祈祷くださいました。この場をお借りし、改めて猊下に心より感謝を申し上げます。四明山一乗院からの支持や日中両国の絆は勿論の事、この様に猊下が特別に疫病息災の祈祷をなさり、護摩碑を中央の重要な位置に安置された事に大変感動しております。

『仁王法法則』の中に、「七難即滅 七福即生」、「降伏一切大魔 災障除守」、「一天四海 泰平無事」と書かれているように、この護国息災法会は疫病を鎮めるのに非常に効果があることを確信しております、皆様もぜひ一緒に参加してください。参加の方法としては、私から以下の様な実践をお勧めします。

1. 法会期間には醍醐寺で祈願木を用いて個人、家庭、国家、世界の自然災害や疫病の消滅を祈願します。

2. 五大力尊仁王法会のお守り、御影を身に付けます。この御影は前行法事において全山の僧侶が真摯に斎戒を守り、祈祷して作られるもので、息災に対し非常に効果があります。

方法その二、『不動明王息災護摩供養を行う』

経典には不動明王息災護摩供養を行うことで、疫病を取り除く事が出来るという記載があります。たとえば『底哩三昧耶不動尊威怒王使者念誦法』には、「方法として護摩の念誦を一度唱える度に牛乳を火の中に注ぐ行為を千回繰り返す事で、疫病を取り除く事が出来る」と説かれています。

今年の1月26日に私がインターネット上で疫病に関する開示を行った際、疫病が鎮まり、衆生の離苦得楽が実現する様にと一乗院の阿闍梨たちが菩提心を発し、息災の護摩を行いました。この日から毎日午後四時になると、一乗院の護摩堂では如来の智慧の炎が燃え上がるようになりました。2月15日までに21座の修習を終えた一乗院の四名の阿闍梨らは、そこから醍醐寺の五大力法会に参加します。私も五大力法会が終わった後、一早く疫病を取り除く事が出来る様数名の阿闍梨と共に不動明王護摩供養を修習する事を誓いました。

私たちは、仏の弟子として衆生へ利益をもたらす事をすると言う発心から、国家や衆生のために法を修習するべきなのです。この様な志で仏法を修持し、善業を成し、国民の安泰を願って不動明王護摩供養を修習すれば、国全体の災難が減少する事は間違い無いでしょう。

2018年10月27日、京都四明山一乗院では一乗院第一代院主の入山式が執り行われました。私は国民安泰と衆生安楽の為に一乗院で護摩供養を108座修習する事を心に決め、11月21日から正式に修行を開始しました。多くの道友の支持を得、阿闍梨達と共に世界平和や国民安泰の祈願をし、2019年3月に108座の護摩供養を無事に終える事が出来ました。

護摩は密教の中で非常に力のある修行法の一つで有り、災いを鎮める事、利益を増大させる事、人望を集める事、魔物を降伏させる等、様々な面で強力な効果を発揮します。以前、私が比叡山や高野山、醍醐寺にて学修していた期間、不動明王霊場を巡礼する機会があり、その際には不動明王から加持や霊験を得た事もありました。ですから私は護摩の修行法に対して強い信心があります。皆様もぜひ、ご一緒に参加しましょう。

こちらの参加の方法としては、私から以下のような実践をお勧めします。

1. 不動明王護摩供養の相承系譜をもつ修行者であれば、息災の為に護摩供養を多く修習しましょう。

2. 不動明王護摩供養の道場に祈願木を用いて、自分自身と世界の息災を祈願しましょう。

方法その三、『薬師法門を修習する』

『薬師瑠璃光如来本願功徳経』には、「もしクシャトリアに属し灌頂を受けて正式に王位に就いた王たちに災難が起こる時には、次の様な災難が起こるであろう。それは、人衆疾疫の難、他国侵逼の難、自界叛逆の難、星宿変怪の難、日月薄蝕の難、非時風雨の難、過時不雨のです。」という記載がありますが、まさに今起こっている事がそうです。ここから私たちがどうするべきかといえば、同経典より「一切有情に慈悲心を起こし、前記で述べた方法に従って薬師瑠璃光如来に供養をすべき」という事なのです。

この『薬師経』にはまた、薬師法門を修習する事で九種の横死を防ぐ事が出来ると説かれています。その死因の一つに、病を治す為の治療薬が無く死ぬ事です。そのような状況下にある今、私たちは以下の修行を実践するべきだと私は考えています。

1.薬師如来像や薬師七仏、『薬師経』を安置し供養をする事。

2.『薬師経』を読誦する事。

3.「南無薬師瑠璃光如来」「南無薬師瑠璃光王如来」と唱えるか、もしくは以下の薬師仏灌頂マントラを唱える事。

「ノウモ バギャバテイ バイセイジャ クロ ベイルリヤ ハラバ アラジャヤ タタギャタヤ アラカテイ サンミャクサンボダヤ タニヤタ オン バイセイゼイ バイセイゼイ バイセイジャサンボリギャテイ ソワカ」

方法その四、『大白傘蓋法門を修習する』

白傘蓋法門は密教において重要視される法門の一つであり、唐の時代の密教やチベット仏教などにおいても修習されています。

白傘蓋法門の相承系譜には、天界の相承と人間界の相承の二つが存在します。天界の相承とは仏陀が三十三天善法堂にて伝授されたものであり、人間界の相承とは室羅筏城祇桓精舍にて伝授された『首楞厳経』等を指します。なお、チベット仏教で伝承されているのは天界の相承系譜であり、唐の密教で伝承されているのは人間界の相承系譜にあたります。私が中国の『大蔵経』およびその他文献に記載されている白傘蓋の情報を研究した結果、二つの結論を導き出す事が出来たので、ここでご紹介します。

1.中国では、唐の時代にはすでに大白傘蓋の修行法がありました。

白傘蓋の修行法は、中国の『大蔵経』及びその他文献の中で数多くの版本が確認されています。『大正経』には唐の時代に不空が翻訳を手がけた二つの単独訳本があり、その内の一つは宝応元年(762)に訳された漢文音訳版の『大仏頂如来放光悉怛多鉢怛囉陀羅尼』(1巻)、後の一つはそれに対応するサンスクリット語版の『大仏大陀羅尼』(1巻)です。また『大白傘蓋大仏頂応最勝無比大威德金剛無碍大道場陀羅尼念誦法要』や『菩提場所説一字頂輪王経儀軌品第五』など経典中にも大白傘蓋修行法の記載があります。これより中国では、唐の時代には既に白傘蓋の修行法があった事が分かります。

2.首楞厳マントラと大白傘蓋陀羅尼は全く同じマントラです。

『首楞厳経』には首楞厳マントラの記載があります。このマントラの正式名称は「仏頂光明摩訶薩怛多般怛囉神呪」と言い、マントラ内の「摩訶薩怛多般怛囉」を漢文に直すと「大白傘蓋」となります。また上記二つのマントラの功徳も同じであり、ある学者がチベット仏教の各訳本と原文であるサンスクリット版本を対照研究したところ、首楞厳マントラと大白傘蓋陀羅尼は全く同じマントラである事が分かったのです。

『大白傘蓋陀羅尼経』には、大白傘蓋マントラによって人や動物に発症するあらゆる伝染病や疫病を取り除く事が出来ると説かれています。このマントラは疫病を含む体中の病気を治し、様々な煩悩を除去します。横死、金縛り、悪夢、夜叉、八万四千の邪魔、敵による仇、そして暴力などの悪行、毒薬、水火などの害を浄化し、悪趣へ落ちる事がなくなり、修行中にこれを唱えればあらゆる障碍から解き放たれます。また大白傘蓋マントラ輪を身に付ければ、物によって傷つけられる事、毒薬によって害される事、火によって焼かれる事、水害が無くなり、八万四千の金剛神に日夜守られます。ご家庭の門や仏堂に白傘蓋輪を奉ることで、その地域全体が守られることになるのです。具体的なやり方は以下の通りです。

1.大白傘蓋マントラ「ホン ママ ホンニ ソーハー」を唱えます。

2.大白傘蓋マントラ輪を奉ります。

3.大白傘蓋仏母像を奉ります。

4.門(玄関等)に大白傘蓋マントラを掲げます。

5.大白傘蓋マントラ輪を身に付けます。

方法その5 『 多羅菩薩マントラを唱える』

多羅菩薩は密教において非常に重要視されている菩薩です。チベット仏教では意訳によって度母、唐密では音訳によって多羅菩薩として知られています。多羅菩薩の功徳は非常に殊勝で、無数の化身を持つと言う事も特徴の一つです。最も良く知られている化身の数は二十一体ですが五百体余り等と言う説もまたあります。多羅菩薩は慈悲に溢れ、『仏説聖多羅菩薩経』には「聖なる多羅菩薩は即ち諸仏如来の慈心である」という記載があり、また『大方広鬘殊室利経』にも、「多羅菩薩は慈悲心によって一切衆生を自らの子とみて済度する」という意味の記載があります。私たちが一心に多羅菩薩の真言を唱えれば、すみやかに六波羅蜜を完成し悉地を得ることができます。

また同経には、「観世音菩薩の眼から光が放出され、その光が変化し多羅菩薩となった。多羅菩薩は、生死の海をさまよう者は誰であっても必ず済度する事発願しました」という内容の記述もあります。

唐の時代に大総持寺の智通沙門が翻訳されました『観自在菩薩随心真言経』、またの名を『観自在菩薩怛嚩多唎随心陀羅尼経』という経典中にも、多羅菩薩マントラを毎日千八百回唱えることで疫病を鎮め、あらゆる毒や天魔、外道による害を除去する事が出来ると説かれています。具体的な実践は以下の通りです。

1. 多羅菩薩マントラ「オーム タレ トゥタレ トゥレ ソーハー」を唱える事。

2. 『聖救度母二十一種礼賛経』を念誦する事。

方法その六、『施食をする 』

施食は、唐密の教法において日常的にみられる修行法です。日本の天台密教や真言密教でも実践されていますが、中には作法が複雑で実践が難しい物もあります。そこで本日は皆様に、唐密に伝わる簡単な施餓鬼の儀軌を伝授したいと思います。この方法であれば、ご家庭で食事を摂る際にも実践が出来る為、非常に利便性が良いと言えるでしょう。

1. 施餓鬼を行うのに時間の規定はありません。一日の中で食事をとる際に実践する事が出来ます。

2. 食事前にまず三宝へ供養し、それから餓鬼へ布施をします。

3. 清潔で小さめのお椀を準備します。そこへ清潔な水または牛乳を注ぎ、その中に少量の米(餅や小麦でも可)を入れます。

4. 儀軌を唱え、飲食物を無量無辺へと変え,有りとあらゆる鬼神と衆生に供養します。

5. 唱え終わったらお椀を屋外へと持ち出し、清潔な芝の上やベランダの植木の中などに流します。指を七回弾くのを合図に、その後衆生に食してもらいます。

6. 柳、桃、石榴の木の下には流さない様に気を付けましょう。

7. 経典の読誦をもって布施を実践します。

8. 廻向します。

施食の儀軌

「仏様に供養いたします。法に供養します。僧に供養します。」(三回)

「すべての悪を断滅出来ます様に。すべての善を修習で出来ます様に。すべての衆生を済度出来ます様に。」(三回)

変食マントラ

「ナモ サルヴァダターガター アワロケデー オーム サンバラ サンバラ ホン」(七回)

「この功徳をもって、私と一切衆生が共に成仏の道を征く事が出来ます様に。」

経典中には、もし重い悪業を積んでいる人であれば、ご飯の中に牛乳を注いで布施を行うことと説かれています。七日間これを継続する事で、過去のあらゆる罪障を浄化する事が出来ます。

もし毎日施食を行う事が出来れば、業や魔物に寄る障碍元となって引き起こされる疫病に侵される事はありません。

施食の実践は便利かつ簡単であり、同時に多大な功徳を積む事が出来ます。福徳が増す事に寄って、寿命が延び、顔色も良くなり、鬼神の害を被る事が無くなります。

方法その七、『慈心禅を修習する』

慈心の力は非常に大きく、これを修習すれば諸々の鬼神によって引き起こされる疫病などにかかりません。元々慈心禅が誕生した訳には鬼神が由来しています。仏陀の時代には夏安居があり、仏陀の指示に従って弟子たちが森林の中で修行をしていました。しかし森林には鬼神がおり、比丘たちに多くの逆縁を齎して修行の邪魔をします。そこで仏陀は比丘たちに鬼神の邪魔を取り除く秘密兵器として、慈心の法を授け、比丘たちが慈心禅を修習したところ、森林の中での修行も非常に上手くいく様になったと言われています。

私が2019年11月に種智院大学にて四無量心に関する講義を行った際に、学生たちに慈心禅を修習してもらいました。その時の観想の内容をこちらでもご紹介したいと思います。

『慈心禅』

「私の心には敵がいない事を願います。

私がいかなる危険にも会いません様に。

私の心に煩悩がありませんように。

私が心身ともに安楽を得る事が出来ます様に。

あなたの心に敵がいない様に事を願います。

あなたがいかなる危険にも遭いません様に。

あなたの心に煩悩がありませんように。

あなたが心身ともに安楽を得る事が出来ます様に。

一切衆生の心に敵がいない事を願います。

一切衆生がいかなる危険にも遭いません様に。

一切衆生の心に煩悩がありませんように。

一切衆生が心身ともに安楽を得る事が出来ます様に。

一切衆生が憂いなく幸せでいられます様に。」

以上、みなさまに疫病を取り除く七つの修行方法をご紹介しました。私たち一人一人が自分自身の行為を省みる事で、災難もよい結果へと転換する事が出来ます。もし私たちが信心を持って菩提心を起こし、全世界のあらゆる衆生が離苦得楽を実現する為に祈祷、修習すれば今回の疫病もすぐに収束する事でしょう。日中両国民ともに力を合わせて一緒に頑張りましょう。

 

疫病を取除く仏教の修行法

疫病を取除く仏教の修行法

2020-02-20

疫病を取除く仏教の修行法

京都四明山一乗院 智廣阿闍梨

2019年末、中国で発生した新型コロナウイルスによる肺炎が流行し、現在感染は中国のみに止まらず、日本を含む世界各国に蔓延しています。日本は自国の国民の安全を確保する為の処置をとりながらも、重要な隣国として中国に物資の援助と共に、心温まるメッセージにより励ましてくれたことに、感動を覚えました。

今回、日本から中国へ送られた支援物資の中に、「山川異域 風月同天(山川、域を異にすれども、風月、天を同じゅうす)」「豈曰無衣 与子同袍(着る服がない人はいるか。では同じ服を一緒に着よう)」等のメッセージが添えられていましたが、このメッセージから日本人が中国へ寄せる思いの強さが感じられ、非常に感銘を受けました。また日本の自民党員、二階俊博さんはこのようにお話をされました。

「親戚の人が病になった、こういう思いで、日本人はみんな思っておりますから、中国の皆さんが1日でも早く奮起をして元気になっていただきたいと願っております。お互いに日常活動で友情を交わしている国に何かがあればね、これは、隣のうちが何か火災に見舞われたとか、急病で困っておられるとかいう時に助けに行くという、そういう気持ちと同じですよ」

このようなお言葉や、その他にも沢山の心暖かいメッセージを中国に戴き、私も感謝の思いでいっぱいです。

『詩』の中に、「投我以木瓜 報之以瓊玉 匪報也 永以為好也(あなた達は、私たちにパパイアを贈ってくれました。私たちはそのお返しに瓊玉を贈ります。単にお返しと言う事にはとどまりません。これを機に末長くお付き合いをしたいと思います)」というお言葉がある様に、私も京都四明山一乗院にて数名の阿闍梨と共に不動明王護摩供養を行い、祖国と日本、そして世界に一早く安泰が訪れる様、心より祈っております。

現在、疫病を前に多くの方が恐怖や不安、焦りを感じていると思います。では、どうしたらこの危機から抜け出すことができるのでしょうか?

衛生や予防に気を付ける事以外に、自分自身と周りの人々を守る方法はあるのでしょうか?

どの様にしたらこの疫病をすみやかに取り去ることができるのでしょうか?

私がここで、仏教の教えを元にこれらの疑問にお答えしたいと思います。

仏教では、疫病が発生する根本的な原因は衆生の悪業が成熟した時に起こる物だとされ、一般的な病は殺生の悪果であると説かれます。衆生の悪業が成熟すれば非常に恐ろしい事が起こります。現代の科学の進歩はこれ程までに発達しているのにも関わらず、疫病を前にした私たちは無力さを感じずにはいられません。

仏教の言葉に「神通でさえ業の力には敵わない」と言う言葉がありますが、同様に科学技術も業の力を左右する事はできません。また古書にも「自然災害は人類への警告である」という一句があるように、私たちも今回の一件を機に自らを省みることが必要だと私は考えます。自らを反省し、改善しなければなりません。これからは一切衆生を害する事をやめ、正しい行動をとるということが今後の生活の中で最も重要なのです。

疫病が生じる本当の原因は因果です。悪業を成せば、必ずその報いは受ける事になります。それでは、衆生はどのようにして疫病にかかるのでしょうか?仏教では、疫病神が悪業を行った衆生に対し、懲罰をあたえるためにウイルスを撒き、彼らに感染させるのだと記載されています。『地蔵菩薩本願功徳経』にはこの疫病神をまた「行病鬼王」とも呼んでいます。

では、どのようにすれば疫病神からの害を除く事ができるのでしょうか?それには悪業の障りを懺悔によって浄化し、行為を改め善を成すことが必要になります。仏教の教えに寄り自分自身を守ると同時に、善業と祈祷の力で国の疫病を鎮める事もできます。私がここで仏教の疫病を取り除く方法をいくつかご紹介するので、皆様のお役に立てれば幸いです。

方法その一 『醍醐寺五大力尊仁王会への参加』

醍醐寺における一年で最も大きな儀式、五大力尊仁王会が毎年2月23日に執り行われます。この法会は「五大力尊」の庇護を得るために、不動明王など五大明王が神力を授けた五大明王の化身、五大力菩薩が国家と国民の平和と幸福を祈願する儀式です。その歴史は西元907年、醍醐天皇の時代にまで遡ります。

法会では真言宗醍醐派、各末寺の僧侶が一堂に集まり共同でこの殊勝な法会を執り行った上で、国家の為に祈祷を行います。2月15日から21日までは前行法事であり、五大力尊仁王の修行法を21座修習します。正式な法会は2月23日から始まり、ここ日から一般参加者や旅行客の皆様にも儀式へご参観・祈祷戴く事ができます。今回の法会では、京都四明山一乗院にて六名の中国人阿闍梨が醍醐寺の相承系譜の灌頂を受け、うち四名がこの殊勝な法会に参加し世界平和、国民安泰、仏法繁栄、衆生成仏を祈祷しました。

また法会中、醍醐寺の座主である仲田順和大僧正猊下は中国や日本、そして全世界の疫病が鎮まるようにご祈祷くださいました。この場をお借りし、改めて猊下に心より感謝を申し上げます。四明山一乗院からの支持や日中両国の絆は勿論の事、この様に猊下が特別に疫病息災の祈祷をなさり、護摩碑を中央の重要な位置に安置された事に大変感動しております。

『仁王法法則』の中に、「七難即滅 七福即生」、「降伏一切大魔 災障除守」、「一天四海 泰平無事」と書かれているように、この護国息災法会は疫病を鎮めるのに非常に効果があることを確信しております、皆様もぜひ一緒に参加してください。参加の方法としては、私から以下の様な実践をお勧めします。

1. 法会期間には醍醐寺で祈願木を用いて個人、家庭、国家、世界の自然災害や疫病の消滅を祈願します。

2. 五大力尊仁王法会のお守り、御影を身に付けます。この御影は前行法事において全山の僧侶が真摯に斎戒を守り、祈祷して作られるもので、息災に対し非常に効果があります。

方法その二、『不動明王息災護摩供養を行う』

経典には不動明王息災護摩供養を行うことで、疫病を取り除く事が出来るという記載があります。たとえば『底哩三昧耶不動尊威怒王使者念誦法』には、「方法として護摩の念誦を一度唱える度に牛乳を火の中に注ぐ行為を千回繰り返す事で、疫病を取り除く事が出来る」と説かれています。

今年の1月26日に私がインターネット上で疫病に関する開示を行った際、疫病が鎮まり、衆生の離苦得楽が実現する様にと一乗院の阿闍梨たちが菩提心を発し、息災の護摩を行いました。この日から毎日午後四時になると、一乗院の護摩堂では如来の智慧の炎が燃え上がるようになりました。2月15日までに21座の修習を終えた一乗院の四名の阿闍梨らは、そこから醍醐寺の五大力法会に参加します。私も五大力法会が終わった後、一早く疫病を取り除く事が出来る様数名の阿闍梨と共に不動明王護摩供養を修習する事を誓いました。

私たちは、仏の弟子として衆生へ利益をもたらす事をすると言う発心から、国家や衆生のために法を修習するべきなのです。この様な志で仏法を修持し、善業を成し、国民の安泰を願って不動明王護摩供養を修習すれば、国全体の災難が減少する事は間違い無いでしょう。

2018年10月27日、京都四明山一乗院では一乗院第一代院主の入山式が執り行われました。私は国民安泰と衆生安楽の為に一乗院で護摩供養を108座修習する事を心に決め、11月21日から正式に修行を開始しました。多くの道友の支持を得、阿闍梨達と共に世界平和や国民安泰の祈願をし、2019年3月に108座の護摩供養を無事に終える事が出来ました。

護摩は密教の中で非常に力のある修行法の一つで有り、災いを鎮める事、利益を増大させる事、人望を集める事、魔物を降伏させる等、様々な面で強力な効果を発揮します。以前、私が比叡山や高野山、醍醐寺にて学修していた期間、不動明王霊場を巡礼する機会があり、その際には不動明王から加持や霊験を得た事もありました。ですから私は護摩の修行法に対して強い信心があります。皆様もぜひ、ご一緒に参加しましょう。

こちらの参加の方法としては、私から以下のような実践をお勧めします。

1. 不動明王護摩供養の相承系譜をもつ修行者であれば、息災の為に護摩供養を多く修習しましょう。

2. 不動明王護摩供養の道場に祈願木を用いて、自分自身と世界の息災を祈願しましょう。

方法その三、『薬師法門を修習する』

『薬師瑠璃光如来本願功徳経』には、「もしクシャトリアに属し灌頂を受けて正式に王位に就いた王たちに災難が起こる時には、次の様な災難が起こるであろう。それは、人衆疾疫の難、他国侵逼の難、自界叛逆の難、星宿変怪の難、日月薄蝕の難、非時風雨の難、過時不雨のです。」という記載がありますが、まさに今起こっている事がそうです。ここから私たちがどうするべきかといえば、同経典より「一切有情に慈悲心を起こし、前記で述べた方法に従って薬師瑠璃光如来に供養をすべき」という事なのです。

この『薬師経』にはまた、薬師法門を修習する事で九種の横死を防ぐ事が出来ると説かれています。その死因の一つに、病を治す為の治療薬が無く死ぬ事です。そのような状況下にある今、私たちは以下の修行を実践するべきだと私は考えています。

1.薬師如来像や薬師七仏、『薬師経』を安置し供養をする事。

2.『薬師経』を読誦する事。

3.「南無薬師瑠璃光如来」「南無薬師瑠璃光王如来」と唱えるか、もしくは以下の薬師仏灌頂マントラを唱える事。

「ノウモ バギャバテイ バイセイジャ クロ ベイルリヤ ハラバ アラジャヤ タタギャタヤ アラカテイ サンミャクサンボダヤ タニヤタ オン バイセイゼイ バイセイゼイ バイセイジャサンボリギャテイ ソワカ」

方法その四、『大白傘蓋法門を修習する』

白傘蓋法門は密教において重要視される法門の一つであり、唐の時代の密教やチベット仏教などにおいても修習されています。

白傘蓋法門の相承系譜には、天界の相承と人間界の相承の二つが存在します。天界の相承とは仏陀が三十三天善法堂にて伝授されたものであり、人間界の相承とは室羅筏城祇桓精舍にて伝授された『首楞厳経』等を指します。なお、チベット仏教で伝承されているのは天界の相承系譜であり、唐の密教で伝承されているのは人間界の相承系譜にあたります。私が中国の『大蔵経』およびその他文献に記載されている白傘蓋の情報を研究した結果、二つの結論を導き出す事が出来たので、ここでご紹介します。

1.中国では、唐の時代にはすでに大白傘蓋の修行法がありました。

白傘蓋の修行法は、中国の『大蔵経』及びその他文献の中で数多くの版本が確認されています。『大正経』には唐の時代に不空が翻訳を手がけた二つの単独訳本があり、その内の一つは宝応元年(762)に訳された漢文音訳版の『大仏頂如来放光悉怛多鉢怛囉陀羅尼』(1巻)、後の一つはそれに対応するサンスクリット語版の『大仏大陀羅尼』(1巻)です。また『大白傘蓋大仏頂応最勝無比大威德金剛無碍大道場陀羅尼念誦法要』や『菩提場所説一字頂輪王経儀軌品第五』など経典中にも大白傘蓋修行法の記載があります。これより中国では、唐の時代には既に白傘蓋の修行法があった事が分かります。

2.首楞厳マントラと大白傘蓋陀羅尼は全く同じマントラです。

『首楞厳経』には首楞厳マントラの記載があります。このマントラの正式名称は「仏頂光明摩訶薩怛多般怛囉神呪」と言い、マントラ内の「摩訶薩怛多般怛囉」を漢文に直すと「大白傘蓋」となります。また上記二つのマントラの功徳も同じであり、ある学者がチベット仏教の各訳本と原文であるサンスクリット版本を対照研究したところ、首楞厳マントラと大白傘蓋陀羅尼は全く同じマントラである事が分かったのです。

『大白傘蓋陀羅尼経』には、大白傘蓋マントラによって人や動物に発症するあらゆる伝染病や疫病を取り除く事が出来ると説かれています。このマントラは疫病を含む体中の病気を治し、様々な煩悩を除去します。横死、金縛り、悪夢、夜叉、八万四千の邪魔、敵による仇、そして暴力などの悪行、毒薬、水火などの害を浄化し、悪趣へ落ちる事がなくなり、修行中にこれを唱えればあらゆる障碍から解き放たれます。また大白傘蓋マントラ輪を身に付ければ、物によって傷つけられる事、毒薬によって害される事、火によって焼かれる事、水害が無くなり、八万四千の金剛神に日夜守られます。ご家庭の門や仏堂に白傘蓋輪を奉ることで、その地域全体が守られることになるのです。具体的なやり方は以下の通りです。

1.大白傘蓋マントラ「ホン ママ ホンニ ソーハー」を唱えます。

2.大白傘蓋マントラ輪を奉ります。

3.大白傘蓋仏母像を奉ります。

4.門(玄関等)に大白傘蓋マントラを掲げます。

5.大白傘蓋マントラ輪を身に付けます。

方法その5 『 多羅菩薩マントラを唱える』

多羅菩薩は密教において非常に重要視されている菩薩です。チベット仏教では意訳によって度母、唐密では音訳によって多羅菩薩として知られています。多羅菩薩の功徳は非常に殊勝で、無数の化身を持つと言う事も特徴の一つです。最も良く知られている化身の数は二十一体ですが五百体余り等と言う説もまたあります。多羅菩薩は慈悲に溢れ、『仏説聖多羅菩薩経』には「聖なる多羅菩薩は即ち諸仏如来の慈心である」という記載があり、また『大方広鬘殊室利経』にも、「多羅菩薩は慈悲心によって一切衆生を自らの子とみて済度する」という意味の記載があります。私たちが一心に多羅菩薩の真言を唱えれば、すみやかに六波羅蜜を完成し悉地を得ることができます。

また同経には、「観世音菩薩の眼から光が放出され、その光が変化し多羅菩薩となった。多羅菩薩は、生死の海をさまよう者は誰であっても必ず済度する事発願しました」という内容の記述もあります。

唐の時代に大総持寺の智通沙門が翻訳されました『観自在菩薩随心真言経』、またの名を『観自在菩薩怛嚩多唎随心陀羅尼経』という経典中にも、多羅菩薩マントラを毎日千八百回唱えることで疫病を鎮め、あらゆる毒や天魔、外道による害を除去する事が出来ると説かれています。具体的な実践は以下の通りです。

1. 多羅菩薩マントラ「オーム タレ トゥタレ トゥレ ソーハー」を唱える事。

2. 『聖救度母二十一種礼賛経』を念誦する事。

方法その六、『施食をする 』

施食は、唐密の教法において日常的にみられる修行法です。日本の天台密教や真言密教でも実践されていますが、中には作法が複雑で実践が難しい物もあります。そこで本日は皆様に、唐密に伝わる簡単な施餓鬼の儀軌を伝授したいと思います。この方法であれば、ご家庭で食事を摂る際にも実践が出来る為、非常に利便性が良いと言えるでしょう。

1. 施餓鬼を行うのに時間の規定はありません。一日の中で食事をとる際に実践する事が出来ます。

2. 食事前にまず三宝へ供養し、それから餓鬼へ布施をします。

3. 清潔で小さめのお椀を準備します。そこへ清潔な水または牛乳を注ぎ、その中に少量の米(餅や小麦でも可)を入れます。

4. 儀軌を唱え、飲食物を無量無辺へと変え,有りとあらゆる鬼神と衆生に供養します。

5. 唱え終わったらお椀を屋外へと持ち出し、清潔な芝の上やベランダの植木の中などに流します。指を七回弾くのを合図に、その後衆生に食してもらいます。

6. 柳、桃、石榴の木の下には流さない様に気を付けましょう。

7. 経典の読誦をもって布施を実践します。

8. 廻向します。

施食の儀軌

「仏様に供養いたします。法に供養します。僧に供養します。」(三回)

「すべての悪を断滅出来ます様に。すべての善を修習で出来ます様に。すべての衆生を済度出来ます様に。」(三回)

変食マントラ

「ナモ サルヴァダターガター アワロケデー オーム サンバラ サンバラ ホン」(七回)

「この功徳をもって、私と一切衆生が共に成仏の道を征く事が出来ます様に。」

経典中には、もし重い悪業を積んでいる人であれば、ご飯の中に牛乳を注いで布施を行うことと説かれています。七日間これを継続する事で、過去のあらゆる罪障を浄化する事が出来ます。

もし毎日施食を行う事が出来れば、業や魔物に寄る障碍元となって引き起こされる疫病に侵される事はありません。

施食の実践は便利かつ簡単であり、同時に多大な功徳を積む事が出来ます。福徳が増す事に寄って、寿命が延び、顔色も良くなり、鬼神の害を被る事が無くなります。

方法その七、『慈心禅を修習する』

慈心の力は非常に大きく、これを修習すれば諸々の鬼神によって引き起こされる疫病などにかかりません。元々慈心禅が誕生した訳には鬼神が由来しています。仏陀の時代には夏安居があり、仏陀の指示に従って弟子たちが森林の中で修行をしていました。しかし森林には鬼神がおり、比丘たちに多くの逆縁を齎して修行の邪魔をします。そこで仏陀は比丘たちに鬼神の邪魔を取り除く秘密兵器として、慈心の法を授け、比丘たちが慈心禅を修習したところ、森林の中での修行も非常に上手くいく様になったと言われています。

私が2019年11月に種智院大学にて四無量心に関する講義を行った際に、学生たちに慈心禅を修習してもらいました。その時の観想の内容をこちらでもご紹介したいと思います。

『慈心禅』

「私の心には敵がいない事を願います。

私がいかなる危険にも会いません様に。

私の心に煩悩がありませんように。

私が心身ともに安楽を得る事が出来ます様に。

あなたの心に敵がいない様に事を願います。

あなたがいかなる危険にも遭いません様に。

あなたの心に煩悩がありませんように。

あなたが心身ともに安楽を得る事が出来ます様に。

一切衆生の心に敵がいない事を願います。

一切衆生がいかなる危険にも遭いません様に。

一切衆生の心に煩悩がありませんように。

一切衆生が心身ともに安楽を得る事が出来ます様に。

一切衆生が憂いなく幸せでいられます様に。」

以上、みなさまに疫病を取り除く七つの修行方法をご紹介しました。私たち一人一人が自分自身の行為を省みる事で、災難もよい結果へと転換する事が出来ます。もし私たちが信心を持って菩提心を起こし、全世界のあらゆる衆生が離苦得楽を実現する為に祈祷、修習すれば今回の疫病もすぐに収束する事でしょう。日中両国民ともに力を合わせて一緒に頑張りましょう。