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2020年一乗院新年祝賀会の一連報道

2020年一乗院新年祝賀会の一連報道 記者:蓮記   撮影:蓮海 法正 慧愿 2019年12月31日——2020年1月6日,京都四明山一乗院では、世界平和、国家安泰、人民幸福、正法久住、衆生成仏を祈る…

2020.02.23

2020年一乗院新年祝賀会の一連報道

記者:蓮記   撮影:蓮海 法正 慧愿

2019年12月31日——2020年1月6日,京都四明山一乗院では、世界平和、国家安泰、人民幸福、正法久住、衆生成仏を祈る為、新年祝賀会、新年息災除障法要、万尊密教本尊の仏像作り、不動明王護摩供、一乗奉粥などのイベントを行いました。

イベントその1:2019年12月31日 新年息災除障法要

2019年の大晦日、世界各国から百人を越える仏教徒が一乗院に集まり、法要に参列しました。他にも数多くの仏教徒がインターネット上のライブ配信を通して祈りの気持ちを込め、新年息災除障法要に参加し、智廣阿闍梨と共に年越しをしました。

古き年に別れを告げ、新しい年を迎えるにあたり、智廣阿闍梨は法話の冒頭で、皆さんの新しい一年が平安で吉祥如意となるように特別なご開示をされました。

智廣阿闍梨は法話の中で次のように述べられました。

「時間が経つはとても早く、本日は2019年最後の一日となりました。仏教の教えでは『人生は無常』であります。一年間が過ぎ、新しい年を迎えるにあたって、ぜひ皆さんが煩悩を捨て菩提心で新年を迎えることができるように願っています。」

「皆さん誰もが平穏無事に過ごしたいと願っていると思いますが、良くなる人とそうではない人がいるのは、それぞれの業力が違うせいです。それでは、どの様にすれば新しい一年を平穏で幸せな年にすることができるのでしょうか?まずは、修業を通して障碍をとり除くことです。障碍を取り除かなければ、良い年を迎えることはできません。今回一乗院での新年息災除障法要はまさに皆さんが業障を取り除くことができるように願って執り行われます。なぜなら、内面の業障を取り除くことで、外面の障碍や災難を消すことができるからです。ぜひ、この息災除障の原理を理解していただいたいと思います。内心の妄想、執着を消し、貪・瞋・癡をなくし、自分の心を清静にし、慈悲や智慧を持つ事で、新しい一年はだんだん良くなっていきます。罪障を取り除くことで平穏無事に過ごすことができるのです。」

「それでは、どうすれば毎年願い通りに過ごすことができるのでしょうか?それにはまず福報を積まなければなりません。福報が足りないと、新しい一年も願い通りに過ごすことはできません。自分の想いを成し遂げる、願い通りにするために一番重要なのは福報があるかどうかです。福報は私達の慈悲心から生まれ、全ての衆生に対して慈悲心と利他の心を持っていれば、私達の福報は益々大きくなります。

ですから、修業をする前に、まず皆さん一人一人にしっかりとこの原理を理解して頂きたいのです。「私達はどの様にすれば運命を変える事ができるのか?」「どの様にすれば新しい一年をより良く変えることができるのか?」

それは、内心の消極的な気持ち、貪、瞋、癡、嫉妬、傲慢、執着をなくし、そして自分の心を清静にし、慈悲、智慧の心を持ち、同時に利他の心を持つことがとても大事なのです。」

法話の終わりに、智廣阿闍梨は「大乗仏教の弟子として、一番大切な事は「菩提心」を持つことであり、これから始まる修業の間も菩提心を攝持しながら、読経や修法をするように頑張りましょう」と話されました。

智廣阿闍梨の甘露の法雨を受けながら、現場にいる弟子たちとインターネットのオンライン上で参加していた弟子たちは年に一度の息災除障の為の共同修法を始めました。今回の法要では、摩利支天の修法や大白傘蓋修法、心経回避法、薬師七仏名号、慈心禅、そして世界平和祈願文など多くの優れた修法が行われました。

日本時間の0時ちょうど、智廣阿闍梨は現場の弟子を率いて、鐘の音を耳にした全ての衆生が世出世間の安楽を得られるようにと祈りを込めて、一乗院の「解脱の鐘」をつきました。

この解脱の鐘は智廣阿闍梨が衆生の為に特注した物であり、一般の鐘とは違い、鐘の上に六つの殊勝な真言が刻まれてあり、鐘を鳴らした時に発生する音色は衆生に無限の利益を与える事が出来、また鐘を鳴らす人に幸福と吉祥をもたらします。

経典の記録によりますと、この六つの真言のうちのどれかが刻まれている鐘の音色を耳にすると、不可思議な功徳があり、六種類の真言が刻まれている鐘が発した音色を同時に耳にするとより一層不可思議な功徳があります。聞いた者は業障を取り除くことが出来、悪趣に堕ちないだけではなく、臨命終時に極楽浄土へ往生する事が出来るのです。

『顕密円通成仏心要集』には、六種類の真言の中で「智炬如来心破地獄真言」を鐘鼓鈴鐸の木の上などに刻み、その音色を衆生が耳にした時、あらゆる十悪五逆などの罪は悉く消滅し、三悪趣の中に堕ちる事は無くなる。この「観自在菩薩甘露真言」を鐘・鼓・鈴・鐸などの音を発する物の上に刻み、音を鳴らすと、この音を耳にしたすべての衆生は清められ、極楽浄土へ往生できると記されています。

この殊勝な功徳を知った弟子たちは、鐘を鳴らす時に畏敬の念が沸きました。そして、鐘を鳴らしながら、智廣阿闍梨に倣って心の中で、「この鐘の音が法界を超え、暗闇の鉄柵をも突き抜け、全ての衆生の耳に届くように。聞いた者は悉く清められ、円満を得る事ができ、一切衆生が正覚を得ることができますように。」と黙祷しました。

鐘を鳴らし、祈りを捧げた後、智廣阿闍梨は弟子達と慈心禅と世界平和祈願文の修法をし、世界平和、ならびに衆生の成仏を祈りました。

鐘の音色を耳にすると煩悩が減り、知恵と菩提が増す

智廣阿闍梨は「新年を始めるにあたって、私たちはなぜ慈心禅を修行する必要があるのでしょうか。それは、もし私たちが慈悲の心を発し、私たちの慈愛でこの世界がもっと素晴らしくなることを祈って、このような慈心禅を修すれば、きっと新しい年は非常に素晴らしい年へと変えることができると信じているからです。」と話されました。

慈心禅の功徳はとても大きく、私達の業障を取り除き、さらに幸福へと導き、私達に無限の福報を得させ、最終的に無上菩提を成就させることができます。

続いて、皆さんは智廣阿闍梨の御指導のもと、「仏教版の慈心禅」と「簡潔された慈心禅」を体験しました。三十分足らずの禅修でしたが、皆心の安らぎと喜びを感じることができました。

また、智廣阿闍梨は「慈心禅は人の幸福を増やすことができます。人はどうしたら幸福になれるのでしょうか?それには、愛が無ければなりません。愛がなければ幸せになる事は出来ません。しかし、愛はどこから来るのでしょうか。多くの人は「私は愛が足りていないので、幸せじゃない」と言いますが、しかし、常に誰もが自分のことを愛してくれるという事を望むというのは、間違っています。まずはあなたから人を愛さなければ、人はあなたをどうして愛せるのでしょうか?私達はまずすべての人を愛すべきであり、慈心禅はまさに慈愛の心ですべての衆生を愛する禅なのです」とおっしゃいました。

身近な人からすべての衆生に至るまで、私たちは皆、彼らが幸せである様にと願い、慈愛を広めれば、私達の心は益々大きくなります。そしてすべての衆生が幸せであります様にと祈る事が出来れば、私達の未来は更に多くの幸せで満ち溢れることでしょう。どんなものでも先ずは自分が先に与えると、未来に自分が得ることができます。それは農夫が田植えをすることと同じ様で、まず種を植えることで、秋には収穫を得ることができるのです。私たちも同じように、毎日慈愛を撒き広め、慈愛心をますます大きくすることで、未来の私達はますます大きな幸せを得る事が出来るのです。

最後に、智廣阿闍梨は皆さんに毎朝の起床後、そして毎晩の就寝前にそれぞれ簡易版の慈心禅を修法することを勧めました。約5分間という短さでありながら、長期的に続ける事で驚くべき変化が得られます。智廣阿闍梨は皆さんにとって新しい一年が更に幸せな年となるようにと願っておられるのです。

イベントその二:2020年1月1日万尊密教本尊像大共修活動

元旦当日、四明山一乗院はたくさんの人が集まり大賑わいでした。香焚き、点灯、護摩祈願木を書く、読経、餅つき、点心の試食、福の字を書く、写経、紙に仏像を納印、歌舞や梵唄の供養、抽選など豊富なイベントが盛りだくさんで参加者を楽しませてくれました。中でも、お年寄りや子供たちが笑顔で楽しめる当日一番のイベントは万尊密教本尊を納印する大共修活動です。聞くところによると、当日は参加者が多く、印刷された仏像の数は万に上ったといわれています。無数の薬師瑠璃光如来、文殊菩薩、地蔵菩薩、観音菩薩、そしてグル・リンポチェが皆さんの手の中で運に応じて現れ、その功徳は不可思議で、その加持も不可思議です。

阿闍梨はここ数年、みなさんに仏像を多く造るように提唱してきた。2018年10月、智廣阿闍梨は仏像の共修を提案し、2018年10月15日から2019年10月14日までに薬师像11万体を建造しました。2019年10月15日、阿闍梨は再び2019-2020年度に仏像の共修を開始し、薬師仏像が引き続き作られている外に、今年また10万体の摩利支天仏像の共修を始めました。

イベントその三:2020年1月1日 -1月6日不動明王護摩法要

2020年の新年にあたって、1月1日から1月6日にかけて、京都四明山一乗院にて不動明王護摩供法会が開催されました。

この期間中、毎日の午後に智廣阿阇梨をはじめとする一乗院の僧団の六人の阿阇梨が交替で六座「不動明王護摩供」を修し、世界平和、国家繁栄、唐密復興、正法久住、衆生成仏を祈りました。

元旦当日、一乗院の初代院主である慧智阿闍梨により、この度の不動明王護摩供養が執り行われました。1月2日、一乗院院主智廣阿阇梨ご自身が法主として導き、引き続いての数日間は、一乗院僧団の慧円阿闍梨、慧如阿闍梨、慧華阿闍梨、慧宝阿闍梨がそれぞれ法主として、不動明王護摩供養を修しました。

護摩は密教の中で非常に威力のある修法で、息災、利得などのあらゆる世間の成就を得るだけでなく、無上菩提をも成就することができます。唐密教の中では、天台密教と真言密教のどちらも不動明王の修法を非常に重視しています。護摩法の主な本尊は不動明王です。「不動明王」はまた「不動尊」とも呼ばれ、漢伝密教の最も根本的な本尊の一つであり、盧遮断那仏(大日如来)の教令輪身です。さらに五大明王の筆頭であり、諸明王の王であり、衆生を救い出すその加持力は極めて強大なものです。不動明王護摩法はあらゆる吉祥をもたらし、一切の災厄を終息させることができます。

この法会の殊勝なる功徳によって、世界平和、国泰民安、衆生成仏を齎すことができますように。

イベントその四:2020年1月2日仏陀の慈恩に感謝する「臘八節」の法会

2020年1月2日は、本師釈迦牟尼仏の成道記念日であり、この日は「臘八節」とも呼ばれています。四明山一乗院はこの日、仏陀の教化と慈恩をしのび、四衆弟子たちの加護に感謝し「臘八節」の法会を行いました。境内では終日無料で臘八粥が提供され、阿阇梨たちは弟子たちを率いて灯篭を作り、読経をして祈りを捧げました。夜は、弟子達がオンライン上に集い、智廣阿阇梨の指導の下、焼香供養と釈迦牟尼仏の修法を行い、本師である釈迦牟尼仏の恩徳に感謝すると共に、国家安泰と世界平和を祈願しました。

共修前、智廣阿阇梨は次のように開示されました。「あらゆる善法は、すべて菩提心で以て摄持してこそ、意義があるのです。釈迦牟尼仏は二千五百年前の今日、菩提樹の下で無上の仏道を成就されました。これこそが私達の模範なのです。皆さんは、この殊勝なる日に菩提心を起こさなければなりません。どうすれば私たちの新しい年を最高に幸せな一年とすることができるのでしょうか。それには、正しい発心で新しい年を始めることが大切です。慈悲心、菩提心で以て新しい年を始めることが、新しい幸せな一年を過ごすための非常に吉祥な縁起となります。

皆さんが新しい一年の中で明るい人生を歩むことができますように。明るい人生は菩提心と、仏陀の教え、そして仏陀のご加持から来るものです。ですから、今日私達もしっかりと釈迦牟尼仏に従って、釈迦牟尼仏のように発心して、彼のように修行し、未来には彼のように成仏し、彼のように衆生を利益しましょう。

続いて、智廣阿阇梨は、本日共修する焼香供養と釈迦仏修法の功徳を簡単に紹介しました。

「焼香供養という儀軌は非常に殊勝なものです。今日は釈迦牟尼仏のご成道の日です。焼香供養は釈迦牟尼仏のご成道をお祝いすることでもあり、また同時に私達も六道輪廻の一切衆生に布施し、すべての衆生が離苦得楽できるよう願っています。

釈迦牟尼仏の修法も非常に殊勝なものです。釈迦牟尼仏の真言を聞いた者は誰でも皆、釈迦牟尼仏の真言を唱えた者は誰でも皆、すべてのカルマ(業障)を消し去ることができます。どの法でも修する前に、先に釈迦牟尼仏に祈ってから修し始めるなら、倍の効果が得られます。

今日は釈迦牟尼仏ご成道の日です。皆さんご一緒に祈祷し、大恩大徳の本師釈迦牟尼仏を偲びましょう。もし釈迦牟尼仏がこの世に来なければ、この世の中は暗闇であり、仏法もなかったのです。釈迦牟尼仏が慈悲心で以て、この世に来られ衆生を化度してくださったからこそ、私達には仏法の光明があり、これほど多くの仏法が伝えられ、多くの伝承があります。今は主に南伝仏教、チベット仏教、漢伝仏教の三大伝承があります。この三つの伝承は多くの違いがあるかのように見えますが、実際は釈迦牟尼仏の教えを源としています。ですから私達はどの宗派を学んでいるかに関わらず、釈迦牟尼仏を忘れないでください。

最後に、智廣阿阇梨がみなさんを率いて実修を行い、再び「世界平和祈願文」を唱えて祈りました。これで、京都四明山一乗院の新年のイベントはめでたく円満に終了しました。この功徳を向回し、世界平和、国泰民安、正法久住、衆生成仏を願います。

 

2020年一乗院新年祝賀会の一連報道

2020年一乗院新年祝賀会の一連報道

2020-02-22

2020年一乗院新年祝賀会の一連報道

記者:蓮記   撮影:蓮海 法正 慧愿

2019年12月31日——2020年1月6日,京都四明山一乗院では、世界平和、国家安泰、人民幸福、正法久住、衆生成仏を祈る為、新年祝賀会、新年息災除障法要、万尊密教本尊の仏像作り、不動明王護摩供、一乗奉粥などのイベントを行いました。

イベントその1:2019年12月31日 新年息災除障法要

2019年の大晦日、世界各国から百人を越える仏教徒が一乗院に集まり、法要に参列しました。他にも数多くの仏教徒がインターネット上のライブ配信を通して祈りの気持ちを込め、新年息災除障法要に参加し、智廣阿闍梨と共に年越しをしました。

古き年に別れを告げ、新しい年を迎えるにあたり、智廣阿闍梨は法話の冒頭で、皆さんの新しい一年が平安で吉祥如意となるように特別なご開示をされました。

智廣阿闍梨は法話の中で次のように述べられました。

「時間が経つはとても早く、本日は2019年最後の一日となりました。仏教の教えでは『人生は無常』であります。一年間が過ぎ、新しい年を迎えるにあたって、ぜひ皆さんが煩悩を捨て菩提心で新年を迎えることができるように願っています。」

「皆さん誰もが平穏無事に過ごしたいと願っていると思いますが、良くなる人とそうではない人がいるのは、それぞれの業力が違うせいです。それでは、どの様にすれば新しい一年を平穏で幸せな年にすることができるのでしょうか?まずは、修業を通して障碍をとり除くことです。障碍を取り除かなければ、良い年を迎えることはできません。今回一乗院での新年息災除障法要はまさに皆さんが業障を取り除くことができるように願って執り行われます。なぜなら、内面の業障を取り除くことで、外面の障碍や災難を消すことができるからです。ぜひ、この息災除障の原理を理解していただいたいと思います。内心の妄想、執着を消し、貪・瞋・癡をなくし、自分の心を清静にし、慈悲や智慧を持つ事で、新しい一年はだんだん良くなっていきます。罪障を取り除くことで平穏無事に過ごすことができるのです。」

「それでは、どうすれば毎年願い通りに過ごすことができるのでしょうか?それにはまず福報を積まなければなりません。福報が足りないと、新しい一年も願い通りに過ごすことはできません。自分の想いを成し遂げる、願い通りにするために一番重要なのは福報があるかどうかです。福報は私達の慈悲心から生まれ、全ての衆生に対して慈悲心と利他の心を持っていれば、私達の福報は益々大きくなります。

ですから、修業をする前に、まず皆さん一人一人にしっかりとこの原理を理解して頂きたいのです。「私達はどの様にすれば運命を変える事ができるのか?」「どの様にすれば新しい一年をより良く変えることができるのか?」

それは、内心の消極的な気持ち、貪、瞋、癡、嫉妬、傲慢、執着をなくし、そして自分の心を清静にし、慈悲、智慧の心を持ち、同時に利他の心を持つことがとても大事なのです。」

法話の終わりに、智廣阿闍梨は「大乗仏教の弟子として、一番大切な事は「菩提心」を持つことであり、これから始まる修業の間も菩提心を攝持しながら、読経や修法をするように頑張りましょう」と話されました。

智廣阿闍梨の甘露の法雨を受けながら、現場にいる弟子たちとインターネットのオンライン上で参加していた弟子たちは年に一度の息災除障の為の共同修法を始めました。今回の法要では、摩利支天の修法や大白傘蓋修法、心経回避法、薬師七仏名号、慈心禅、そして世界平和祈願文など多くの優れた修法が行われました。

日本時間の0時ちょうど、智廣阿闍梨は現場の弟子を率いて、鐘の音を耳にした全ての衆生が世出世間の安楽を得られるようにと祈りを込めて、一乗院の「解脱の鐘」をつきました。

この解脱の鐘は智廣阿闍梨が衆生の為に特注した物であり、一般の鐘とは違い、鐘の上に六つの殊勝な真言が刻まれてあり、鐘を鳴らした時に発生する音色は衆生に無限の利益を与える事が出来、また鐘を鳴らす人に幸福と吉祥をもたらします。

経典の記録によりますと、この六つの真言のうちのどれかが刻まれている鐘の音色を耳にすると、不可思議な功徳があり、六種類の真言が刻まれている鐘が発した音色を同時に耳にするとより一層不可思議な功徳があります。聞いた者は業障を取り除くことが出来、悪趣に堕ちないだけではなく、臨命終時に極楽浄土へ往生する事が出来るのです。

『顕密円通成仏心要集』には、六種類の真言の中で「智炬如来心破地獄真言」を鐘鼓鈴鐸の木の上などに刻み、その音色を衆生が耳にした時、あらゆる十悪五逆などの罪は悉く消滅し、三悪趣の中に堕ちる事は無くなる。この「観自在菩薩甘露真言」を鐘・鼓・鈴・鐸などの音を発する物の上に刻み、音を鳴らすと、この音を耳にしたすべての衆生は清められ、極楽浄土へ往生できると記されています。

この殊勝な功徳を知った弟子たちは、鐘を鳴らす時に畏敬の念が沸きました。そして、鐘を鳴らしながら、智廣阿闍梨に倣って心の中で、「この鐘の音が法界を超え、暗闇の鉄柵をも突き抜け、全ての衆生の耳に届くように。聞いた者は悉く清められ、円満を得る事ができ、一切衆生が正覚を得ることができますように。」と黙祷しました。

鐘を鳴らし、祈りを捧げた後、智廣阿闍梨は弟子達と慈心禅と世界平和祈願文の修法をし、世界平和、ならびに衆生の成仏を祈りました。

鐘の音色を耳にすると煩悩が減り、知恵と菩提が増す

智廣阿闍梨は「新年を始めるにあたって、私たちはなぜ慈心禅を修行する必要があるのでしょうか。それは、もし私たちが慈悲の心を発し、私たちの慈愛でこの世界がもっと素晴らしくなることを祈って、このような慈心禅を修すれば、きっと新しい年は非常に素晴らしい年へと変えることができると信じているからです。」と話されました。

慈心禅の功徳はとても大きく、私達の業障を取り除き、さらに幸福へと導き、私達に無限の福報を得させ、最終的に無上菩提を成就させることができます。

続いて、皆さんは智廣阿闍梨の御指導のもと、「仏教版の慈心禅」と「簡潔された慈心禅」を体験しました。三十分足らずの禅修でしたが、皆心の安らぎと喜びを感じることができました。

また、智廣阿闍梨は「慈心禅は人の幸福を増やすことができます。人はどうしたら幸福になれるのでしょうか?それには、愛が無ければなりません。愛がなければ幸せになる事は出来ません。しかし、愛はどこから来るのでしょうか。多くの人は「私は愛が足りていないので、幸せじゃない」と言いますが、しかし、常に誰もが自分のことを愛してくれるという事を望むというのは、間違っています。まずはあなたから人を愛さなければ、人はあなたをどうして愛せるのでしょうか?私達はまずすべての人を愛すべきであり、慈心禅はまさに慈愛の心ですべての衆生を愛する禅なのです」とおっしゃいました。

身近な人からすべての衆生に至るまで、私たちは皆、彼らが幸せである様にと願い、慈愛を広めれば、私達の心は益々大きくなります。そしてすべての衆生が幸せであります様にと祈る事が出来れば、私達の未来は更に多くの幸せで満ち溢れることでしょう。どんなものでも先ずは自分が先に与えると、未来に自分が得ることができます。それは農夫が田植えをすることと同じ様で、まず種を植えることで、秋には収穫を得ることができるのです。私たちも同じように、毎日慈愛を撒き広め、慈愛心をますます大きくすることで、未来の私達はますます大きな幸せを得る事が出来るのです。

最後に、智廣阿闍梨は皆さんに毎朝の起床後、そして毎晩の就寝前にそれぞれ簡易版の慈心禅を修法することを勧めました。約5分間という短さでありながら、長期的に続ける事で驚くべき変化が得られます。智廣阿闍梨は皆さんにとって新しい一年が更に幸せな年となるようにと願っておられるのです。

イベントその二:2020年1月1日万尊密教本尊像大共修活動

元旦当日、四明山一乗院はたくさんの人が集まり大賑わいでした。香焚き、点灯、護摩祈願木を書く、読経、餅つき、点心の試食、福の字を書く、写経、紙に仏像を納印、歌舞や梵唄の供養、抽選など豊富なイベントが盛りだくさんで参加者を楽しませてくれました。中でも、お年寄りや子供たちが笑顔で楽しめる当日一番のイベントは万尊密教本尊を納印する大共修活動です。聞くところによると、当日は参加者が多く、印刷された仏像の数は万に上ったといわれています。無数の薬師瑠璃光如来、文殊菩薩、地蔵菩薩、観音菩薩、そしてグル・リンポチェが皆さんの手の中で運に応じて現れ、その功徳は不可思議で、その加持も不可思議です。

阿闍梨はここ数年、みなさんに仏像を多く造るように提唱してきた。2018年10月、智廣阿闍梨は仏像の共修を提案し、2018年10月15日から2019年10月14日までに薬师像11万体を建造しました。2019年10月15日、阿闍梨は再び2019-2020年度に仏像の共修を開始し、薬師仏像が引き続き作られている外に、今年また10万体の摩利支天仏像の共修を始めました。

イベントその三:2020年1月1日 -1月6日不動明王護摩法要

2020年の新年にあたって、1月1日から1月6日にかけて、京都四明山一乗院にて不動明王護摩供法会が開催されました。

この期間中、毎日の午後に智廣阿阇梨をはじめとする一乗院の僧団の六人の阿阇梨が交替で六座「不動明王護摩供」を修し、世界平和、国家繁栄、唐密復興、正法久住、衆生成仏を祈りました。

元旦当日、一乗院の初代院主である慧智阿闍梨により、この度の不動明王護摩供養が執り行われました。1月2日、一乗院院主智廣阿阇梨ご自身が法主として導き、引き続いての数日間は、一乗院僧団の慧円阿闍梨、慧如阿闍梨、慧華阿闍梨、慧宝阿闍梨がそれぞれ法主として、不動明王護摩供養を修しました。

護摩は密教の中で非常に威力のある修法で、息災、利得などのあらゆる世間の成就を得るだけでなく、無上菩提をも成就することができます。唐密教の中では、天台密教と真言密教のどちらも不動明王の修法を非常に重視しています。護摩法の主な本尊は不動明王です。「不動明王」はまた「不動尊」とも呼ばれ、漢伝密教の最も根本的な本尊の一つであり、盧遮断那仏(大日如来)の教令輪身です。さらに五大明王の筆頭であり、諸明王の王であり、衆生を救い出すその加持力は極めて強大なものです。不動明王護摩法はあらゆる吉祥をもたらし、一切の災厄を終息させることができます。

この法会の殊勝なる功徳によって、世界平和、国泰民安、衆生成仏を齎すことができますように。

イベントその四:2020年1月2日仏陀の慈恩に感謝する「臘八節」の法会

2020年1月2日は、本師釈迦牟尼仏の成道記念日であり、この日は「臘八節」とも呼ばれています。四明山一乗院はこの日、仏陀の教化と慈恩をしのび、四衆弟子たちの加護に感謝し「臘八節」の法会を行いました。境内では終日無料で臘八粥が提供され、阿阇梨たちは弟子たちを率いて灯篭を作り、読経をして祈りを捧げました。夜は、弟子達がオンライン上に集い、智廣阿阇梨の指導の下、焼香供養と釈迦牟尼仏の修法を行い、本師である釈迦牟尼仏の恩徳に感謝すると共に、国家安泰と世界平和を祈願しました。

共修前、智廣阿阇梨は次のように開示されました。「あらゆる善法は、すべて菩提心で以て摄持してこそ、意義があるのです。釈迦牟尼仏は二千五百年前の今日、菩提樹の下で無上の仏道を成就されました。これこそが私達の模範なのです。皆さんは、この殊勝なる日に菩提心を起こさなければなりません。どうすれば私たちの新しい年を最高に幸せな一年とすることができるのでしょうか。それには、正しい発心で新しい年を始めることが大切です。慈悲心、菩提心で以て新しい年を始めることが、新しい幸せな一年を過ごすための非常に吉祥な縁起となります。

皆さんが新しい一年の中で明るい人生を歩むことができますように。明るい人生は菩提心と、仏陀の教え、そして仏陀のご加持から来るものです。ですから、今日私達もしっかりと釈迦牟尼仏に従って、釈迦牟尼仏のように発心して、彼のように修行し、未来には彼のように成仏し、彼のように衆生を利益しましょう。

続いて、智廣阿阇梨は、本日共修する焼香供養と釈迦仏修法の功徳を簡単に紹介しました。

「焼香供養という儀軌は非常に殊勝なものです。今日は釈迦牟尼仏のご成道の日です。焼香供養は釈迦牟尼仏のご成道をお祝いすることでもあり、また同時に私達も六道輪廻の一切衆生に布施し、すべての衆生が離苦得楽できるよう願っています。

釈迦牟尼仏の修法も非常に殊勝なものです。釈迦牟尼仏の真言を聞いた者は誰でも皆、釈迦牟尼仏の真言を唱えた者は誰でも皆、すべてのカルマ(業障)を消し去ることができます。どの法でも修する前に、先に釈迦牟尼仏に祈ってから修し始めるなら、倍の効果が得られます。

今日は釈迦牟尼仏ご成道の日です。皆さんご一緒に祈祷し、大恩大徳の本師釈迦牟尼仏を偲びましょう。もし釈迦牟尼仏がこの世に来なければ、この世の中は暗闇であり、仏法もなかったのです。釈迦牟尼仏が慈悲心で以て、この世に来られ衆生を化度してくださったからこそ、私達には仏法の光明があり、これほど多くの仏法が伝えられ、多くの伝承があります。今は主に南伝仏教、チベット仏教、漢伝仏教の三大伝承があります。この三つの伝承は多くの違いがあるかのように見えますが、実際は釈迦牟尼仏の教えを源としています。ですから私達はどの宗派を学んでいるかに関わらず、釈迦牟尼仏を忘れないでください。

最後に、智廣阿阇梨がみなさんを率いて実修を行い、再び「世界平和祈願文」を唱えて祈りました。これで、京都四明山一乗院の新年のイベントはめでたく円満に終了しました。この功徳を向回し、世界平和、国泰民安、正法久住、衆生成仏を願います。