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紅葉彩る四国の秋、華人遍路団「菩提」遍路の旅

紅葉彩る四国の秋、華人遍路団「菩提」遍路の旅 (記者:蓮記) 冬の足音が近づき、四国愛媛県は正に黄金色の銀杏の葉が大地を覆いつくし、紅色の紅葉がひらひらと舞う美しい季節、73人の団員から成る「一歩一弘…

2019.09.20

紅葉彩る四国の秋、華人遍路団「菩提」遍路の旅

(記者:蓮記)

冬の足音が近づき、四国愛媛県は正に黄金色の銀杏の葉が大地を覆いつくし、紅色の紅葉がひらひらと舞う美しい季節、73人の団員から成る「一歩一弘法」華人遍路団が2016年11月28日から12月5日まで四国遍路の愛媛県「菩提」段階の26ヵ所の霊場を巡礼し、12月4日松山市の文教会館にて(打ち上げ)交流会を行い、円満に今回の巡礼の旅を終えました。
この四国の果実がたわわに実る黄金の秋と同じように、今回の菩提の旅の遍路で、華人仏弟子も唐密教法、伝統文化、日中友好等において実り豊かな果実を収穫することができました。

四国遍路団「菩提の旅」の打ち上げ交流会での集合写真

この中国、シンガポール、オーストラリア、香港、台湾から来た華人で構成される「一歩一弘法」四国遍路団は、一乗顕密教センター(シンガポール、オーストラリア)の名誉会長である智廣阿闍梨が団長となり、四国華僑華人連合会副会長で在日放浪画家の牛子華氏が副団長となり、チームリーダーの馬文俊の引率のもと、かつての弘法大師空海の足跡をたどって四国八十八カ所の寺院を参拝しました。

2015年11月から始まりこの一年余りの間に「一歩一弘法」四国遍路団は200名前後もの参加者が四国遍路の徳島県で発心、高知県で修行、愛媛県で菩提と三段階の巡礼をし、NHK、徳島新聞、毎日放送、愛媛新聞、中文導報網、中国騰訊佛学、中国僑網等の多くのメディアの注目を受け報道され、四国各地の政府、中国駐大阪領事館、四国各日中友好協会、四国各県の華僑華人連合会及び多くの日中友人の多大な支持と協力を得ることができました。また、この間多くの日本の友人と中国の留学生、日本観光中の華僑団体も数日間遍路を体験することができました。遍路団団長、一乗顕密教センター(シンガポール、オーストラリア)の名誉会長である智廣阿闍梨は日本真言宗醍醐派中僧正、総本山醍醐寺三宝院流第六十四世伝法灌頂阿闍梨です。中国浙江省寧波出身で、幼い頃から仏法を修し始め、三十年余りの間に中国チベット、スリランカ、日本等の地で80名以上の善智識から幅広く漢伝密教、チベット密教、南伝密教等を学び、2004年日本に渡り真言密教、天台密教等各宗派の教法を学びました。在日放浪画家である牛子華氏は若い頃西安の青竜寺の近くで絵画を学び、空海の業績に感動して来日し、四国の地で寺院をテーマとして20年近く絵画を創作しています。

遍路中は、敬虔深く寺院を巡礼する以外、団長の智廣阿闍梨は団員達の素朴な疑問に答え、道すがら唐密教の基礎知識や詳しい概要を解説し、チームリーダーの馬文俊とガイドの協力のもと、皆さんに寺院の由来や、空海大師の伝説物語を紹介し、副団長の牛子華先生は園林や書道、絵画等日中伝統文化について語りました。

遍路途中で智廣阿闍梨が皆さんに教えを説き、疑問に答える様子(撮影:慧者)

遍路団は千年余りの弘法大師の恩恵を味わうと同時に、弘法大師の精神を辿り、修学しました。また発心、修行、菩提の三段階において多くの日中友好と文化交流活動を行いました。12月4日夜、松山文教会館にて行われた。『「一歩一弘法」四国遍路松山交流会』では愛媛県華僑華人連合会会長の林泉南氏、一歩一弘法遍路団団長の智廣阿闍梨、中華人民共和国駐大阪副総領事の孫志勇氏、愛媛県国際交流課課長の谷口敏久氏、日中友好促進愛媛県議会議員連盟副会長の村上要氏、砥部町町長の佐川秀紀氏とNPO法人高知県日本中国友好協会会長の岡林俊司氏にそれぞれご挨拶を頂きました。

中華人民共和国駐大阪副総領事の孫志勇氏による交流会でのご挨拶(撮影:妙願)

孫志勇副総領事はご挨拶の中で日中の南北朝時代から始まった民間友好交流の歴史を述べられると共に、今回の華人遍路団が日中友好交流に対しとても大きな意義があると述べられました。また「今回の巡礼活動を通して、皆さんがまた古来からの日中両国の友好感情を確認し合い、この2000年もの間続いてきた日中間の友好交流の歴史を再度認識することができ、同時に戦略的互恵関係における日中関係について考える良いきっかけとなりました。遍路団のお一人お一人が民間の大使、民間の領事として日中友好関係を推し広めることに貢献して頂きたいと願います。」と述べられました。岡林俊司会長もご挨拶の中で、「なによりも民間交流こそが日中友好交流を深める為にとても重要であり、そういう意味において皆さんの四国遍路は正に弘法大師空海の教えを実践していると言えます。」と述べられました。

華人遍路団団長の智廣阿闍梨はご挨拶の中で、「唐密教法と中国古代の優秀な文化や技術は、中国文化のかけがえのない宝です。1200年前に弘法大師空海、伝教大師最澄などの祖師がそれを日本に持ち帰り伝え、代々日本の人々に恩恵をもたらせました。今我々は唐密教法を華人界で復興させたいという切なる願望を抱き日本に学びに来て、この何年かの間に真言密教を継承しただけではなく、天台密教の貴重な教法、また花道、茶道、書道、香道、弓道から禅庭技術等の領域まで深く中華の優秀な伝統文化を学び、中華民族の祖先が遺した素晴らしい文化遺産を継承しました。四国八十八ヵ所の霊場巡礼の遍路も含め、これら全てが唐密教法及び中国と日本の伝統文化を理解する為のとても良い方法です。
華人遍路団が1200年前の恵果阿闍梨と弘法大師の素晴らしい伝統を続けていき、日本仏教界、文化界及び日本の人々との友好交流を広げ、相互に学び合い、友好を促進し、日中両国民さらには世界に及ぶまで利益をもたらせたいと願っております。」と述べられました。

日中の法師の友好交流記念撮影(左:中国無錫顕雲寺監院釈永楽、中:智廣阿闍梨、右:日本四国石手寺住職加藤俊生)

遍路団員達の懇談会の中で中国無錫顕雲寺の永楽法師は感慨深くこのように語りました「中国が世界と経済的に繋がるよりも更に大切なのは、我々の数千年の伝統文化と繋がることであり、四国遍路こそがその為のとても良い方法です。遍路の旅路の至るところに建物、仏像、書道等があり、これらは全て中国の古代文化の延長です。我々は日本の国民達と仏教界の僧侶達がこの文化を尊重し保存してきたことに対し非常に感謝しております。四国遍路と唐密教伝え戻しはどちらも中日両国の友好を促進につながります。将来多くの中国人と仏教の信者達、特に中国の法師たちが四国遍路に参加し、唐密教法の復興及び中日の合流が深まることを願っております。」

牛子華氏により閉幕のご挨拶(撮影 妙願)

最後に、遍路団副団長の牛子華先生のお話しはとても感慨深いものでした。彼は、遍路団の皆さんが初心段階から菩提段階まで一生懸命に精進している様子に感動し、智广阿阇梨が毎日懇切丁寧に教えてくださったことが彼の大きな収穫となり、今回はとても有意義な遍路の旅であったと語りました。そして、一步一弘法遍路団が来年2月22日~3月3日涅槃の旅を実施する計画及び、日本の高野山と中国の西安青龍寺との結縁行事の予定を発表し、各位皆さまが1期目の最後の円満の旅にぜひご参加くださるようにとご案内されました。

 

紅葉彩る四国の秋、華人遍路団「菩提」遍路の旅

紅葉彩る四国の秋、華人遍路団「菩提」遍路の旅

2019-09-19

紅葉彩る四国の秋、華人遍路団「菩提」遍路の旅

(記者:蓮記)

冬の足音が近づき、四国愛媛県は正に黄金色の銀杏の葉が大地を覆いつくし、紅色の紅葉がひらひらと舞う美しい季節、73人の団員から成る「一歩一弘法」華人遍路団が2016年11月28日から12月5日まで四国遍路の愛媛県「菩提」段階の26ヵ所の霊場を巡礼し、12月4日松山市の文教会館にて(打ち上げ)交流会を行い、円満に今回の巡礼の旅を終えました。
この四国の果実がたわわに実る黄金の秋と同じように、今回の菩提の旅の遍路で、華人仏弟子も唐密教法、伝統文化、日中友好等において実り豊かな果実を収穫することができました。

四国遍路団「菩提の旅」の打ち上げ交流会での集合写真

この中国、シンガポール、オーストラリア、香港、台湾から来た華人で構成される「一歩一弘法」四国遍路団は、一乗顕密教センター(シンガポール、オーストラリア)の名誉会長である智廣阿闍梨が団長となり、四国華僑華人連合会副会長で在日放浪画家の牛子華氏が副団長となり、チームリーダーの馬文俊の引率のもと、かつての弘法大師空海の足跡をたどって四国八十八カ所の寺院を参拝しました。

2015年11月から始まりこの一年余りの間に「一歩一弘法」四国遍路団は200名前後もの参加者が四国遍路の徳島県で発心、高知県で修行、愛媛県で菩提と三段階の巡礼をし、NHK、徳島新聞、毎日放送、愛媛新聞、中文導報網、中国騰訊佛学、中国僑網等の多くのメディアの注目を受け報道され、四国各地の政府、中国駐大阪領事館、四国各日中友好協会、四国各県の華僑華人連合会及び多くの日中友人の多大な支持と協力を得ることができました。また、この間多くの日本の友人と中国の留学生、日本観光中の華僑団体も数日間遍路を体験することができました。遍路団団長、一乗顕密教センター(シンガポール、オーストラリア)の名誉会長である智廣阿闍梨は日本真言宗醍醐派中僧正、総本山醍醐寺三宝院流第六十四世伝法灌頂阿闍梨です。中国浙江省寧波出身で、幼い頃から仏法を修し始め、三十年余りの間に中国チベット、スリランカ、日本等の地で80名以上の善智識から幅広く漢伝密教、チベット密教、南伝密教等を学び、2004年日本に渡り真言密教、天台密教等各宗派の教法を学びました。在日放浪画家である牛子華氏は若い頃西安の青竜寺の近くで絵画を学び、空海の業績に感動して来日し、四国の地で寺院をテーマとして20年近く絵画を創作しています。

遍路中は、敬虔深く寺院を巡礼する以外、団長の智廣阿闍梨は団員達の素朴な疑問に答え、道すがら唐密教の基礎知識や詳しい概要を解説し、チームリーダーの馬文俊とガイドの協力のもと、皆さんに寺院の由来や、空海大師の伝説物語を紹介し、副団長の牛子華先生は園林や書道、絵画等日中伝統文化について語りました。

遍路途中で智廣阿闍梨が皆さんに教えを説き、疑問に答える様子(撮影:慧者)

遍路団は千年余りの弘法大師の恩恵を味わうと同時に、弘法大師の精神を辿り、修学しました。また発心、修行、菩提の三段階において多くの日中友好と文化交流活動を行いました。12月4日夜、松山文教会館にて行われた。『「一歩一弘法」四国遍路松山交流会』では愛媛県華僑華人連合会会長の林泉南氏、一歩一弘法遍路団団長の智廣阿闍梨、中華人民共和国駐大阪副総領事の孫志勇氏、愛媛県国際交流課課長の谷口敏久氏、日中友好促進愛媛県議会議員連盟副会長の村上要氏、砥部町町長の佐川秀紀氏とNPO法人高知県日本中国友好協会会長の岡林俊司氏にそれぞれご挨拶を頂きました。

中華人民共和国駐大阪副総領事の孫志勇氏による交流会でのご挨拶(撮影:妙願)

孫志勇副総領事はご挨拶の中で日中の南北朝時代から始まった民間友好交流の歴史を述べられると共に、今回の華人遍路団が日中友好交流に対しとても大きな意義があると述べられました。また「今回の巡礼活動を通して、皆さんがまた古来からの日中両国の友好感情を確認し合い、この2000年もの間続いてきた日中間の友好交流の歴史を再度認識することができ、同時に戦略的互恵関係における日中関係について考える良いきっかけとなりました。遍路団のお一人お一人が民間の大使、民間の領事として日中友好関係を推し広めることに貢献して頂きたいと願います。」と述べられました。岡林俊司会長もご挨拶の中で、「なによりも民間交流こそが日中友好交流を深める為にとても重要であり、そういう意味において皆さんの四国遍路は正に弘法大師空海の教えを実践していると言えます。」と述べられました。

華人遍路団団長の智廣阿闍梨はご挨拶の中で、「唐密教法と中国古代の優秀な文化や技術は、中国文化のかけがえのない宝です。1200年前に弘法大師空海、伝教大師最澄などの祖師がそれを日本に持ち帰り伝え、代々日本の人々に恩恵をもたらせました。今我々は唐密教法を華人界で復興させたいという切なる願望を抱き日本に学びに来て、この何年かの間に真言密教を継承しただけではなく、天台密教の貴重な教法、また花道、茶道、書道、香道、弓道から禅庭技術等の領域まで深く中華の優秀な伝統文化を学び、中華民族の祖先が遺した素晴らしい文化遺産を継承しました。四国八十八ヵ所の霊場巡礼の遍路も含め、これら全てが唐密教法及び中国と日本の伝統文化を理解する為のとても良い方法です。
華人遍路団が1200年前の恵果阿闍梨と弘法大師の素晴らしい伝統を続けていき、日本仏教界、文化界及び日本の人々との友好交流を広げ、相互に学び合い、友好を促進し、日中両国民さらには世界に及ぶまで利益をもたらせたいと願っております。」と述べられました。

日中の法師の友好交流記念撮影(左:中国無錫顕雲寺監院釈永楽、中:智廣阿闍梨、右:日本四国石手寺住職加藤俊生)

遍路団員達の懇談会の中で中国無錫顕雲寺の永楽法師は感慨深くこのように語りました「中国が世界と経済的に繋がるよりも更に大切なのは、我々の数千年の伝統文化と繋がることであり、四国遍路こそがその為のとても良い方法です。遍路の旅路の至るところに建物、仏像、書道等があり、これらは全て中国の古代文化の延長です。我々は日本の国民達と仏教界の僧侶達がこの文化を尊重し保存してきたことに対し非常に感謝しております。四国遍路と唐密教伝え戻しはどちらも中日両国の友好を促進につながります。将来多くの中国人と仏教の信者達、特に中国の法師たちが四国遍路に参加し、唐密教法の復興及び中日の合流が深まることを願っております。」

牛子華氏により閉幕のご挨拶(撮影 妙願)

最後に、遍路団副団長の牛子華先生のお話しはとても感慨深いものでした。彼は、遍路団の皆さんが初心段階から菩提段階まで一生懸命に精進している様子に感動し、智广阿阇梨が毎日懇切丁寧に教えてくださったことが彼の大きな収穫となり、今回はとても有意義な遍路の旅であったと語りました。そして、一步一弘法遍路団が来年2月22日~3月3日涅槃の旅を実施する計画及び、日本の高野山と中国の西安青龍寺との結縁行事の予定を発表し、各位皆さまが1期目の最後の円満の旅にぜひご参加くださるようにとご案内されました。